お笑いコンビ「オードリー」のメンバーとして知られる春日俊彰さん。
彼の結婚は多くのファンを驚かせましたが、その裏には長い年月をかけて育んだ愛があったのです。
今回は、春日さんと奥様クミさんの馴れ初めから結婚に至るまでの道のりを詳しく見ていきましょう。
春日俊彰と嫁クミさんの出会い

春日俊彰さんとクミさんの出会いは、2008年4月にさかのぼります。
お笑いコンビ「どきどきキャンプ」の佐藤満春さんの紹介がきっかけでした。
当時、春日さんは30歳。クミさんも同年代だったそうです。
初対面の印象について、春日さんは「IMALU似のボーイッシュな女性」と語っています。
一方、クミさんの職業は東京・浅草のドッグカフェに勤務していたとされています。
二人の出会いは、まさに運命的なものだったようです。
春日さんは、クミさんのおやじギャグに惹かれたと言います。
「意気投合した」という言葉通り、二人はすぐに親密な関係になっていきました。
しかし、この出会いが公になるまでには、まだ時間がかかることになります。
春日さんは当初、クミさんとの関係を公にすることを避けていました。
芸能界での立場や、プライバシーの保護を考えてのことだったのでしょう。
11年間の長い交際期間

春日さんとクミさんの交際が始まったのは、出会いから3ヶ月後の2008年7月でした。
しかし、この交際が世間に知られることになるのは、それからしばらく経ってからのことです。
2009年、オードリーが「M-1グランプリ」で準優勝を果たした直後、春日さんとクミさんの2ショット写真が「FRIDAY」に掲載されました。
これが、二人の関係が初めて公になった瞬間でした。
しかし、春日さんはこの報道後、意外な行動を取ります。
相方の若林正恭さんに対して「フラれた」と嘘の報告をしたのです。「聞かれるのが面倒だった」というのが、その理由でした。
この時から、春日さんは長らくクミさんとの関係を隠し続けることになります。
公の場では「6年前に出会った女性と交際中」と語っていましたが、実際にはそれよりもずっと長い期間、二人は愛を育んでいたのです。
11年という長い交際期間の中で、二人の関係はどのように変化していったのでしょうか。
クミさんは春日さんに何度も手紙を書いていたそうです。
誕生日やバレンタイン、クリスマス、さらには春日さんが入院した時や「M-1」の日にも。
それらの手紙には、常に「来年も同じように祝いたい」という言葉が添えられていたといいます。
しかし、年々手紙の数は減っていき、最後の手紙は結婚の5年前だったそうです。
その後は「結婚のことはどう考えているの?」というメールに変わっていったとのこと。
クミさんの中で、不安や焦りが募っていったことがうかがえます。
プロポーズと結婚の決め手

11年という長い交際期間を経て、春日さんはついにクミさんへのプロポーズを決意します。
そのきっかけとなったのは、クミさんの変わらぬ愛情と忍耐だったようです。
春日さんが結婚を決意した決め手について、「踏み絵となる家にも引かなかったのがデカい」と語っています。
これは、春日さんが住んでいた東京・阿佐谷の風呂なしアパート「むつみ荘」(家賃3万9000円)のことを指しています。
多くの女性が敬遠してきたこの住居に、クミさんは抵抗なく入ったのです。
プロポーズは2019年4月、TBS系『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間SP』の企画で行われました。
春日さんは教会でクミさんにサプライズでプロポーズし、見事成功を収めました。
プロポーズの際、春日さんはクミさんに手紙を読み上げました。
その内容は、長年待たせてしまったことへの謝罪と、これからの人生を共に歩みたいという思いが綴られていました。
手紙の一部を紹介すると「長い間、待たせてごめんね。これからも携帯をいじって、ハイボールを飲んで、寝るだけかもしれないけど、焼き肉は絶対に食べ放題かもしれないけど、誕生日プレゼントは中古かもしれないけど、ただ温泉に行くとき、たまには特急に乗りましょうか。この先の普通の日を、一緒に普通に過ごしたいです。」というものでした。
引用元:ORICON NEWS
このプロポーズを経て、春日さんとクミさんは2019年5月に入籍しました。
11年という長い交際期間を経てのゴールインでした。
まとめ
春日俊彰さんと奥様クミさんの馴れ初めから結婚までの道のりは、まさに「壮絶」と呼ぶにふさわしいものでした。
11年という長い交際期間、隠された関係、そして最後の決断と、二人の愛は多くの試練を乗り越えてきました。
2020年5月には第1子となる女児が誕生し、春日さんとクミさんの新しい家族の歴史が始まりました。
新型コロナウイルスの影響で立ち会い出産はできませんでしたが、春日さんは娘の誕生を心から喜んでいました。
現在、クミさんは春日さんの活動を陰ながら支えつつ、時には日向坂46の家族LINEグループに参加したり、ライブを家族席から観覧したりと、意外な一面も見せています。
この社交的な性格が、11年間の交際を支えた一因かもしれません。
春日俊彰さんとクミさんの物語は、長い時間をかけて育んだ愛の結晶です。
二人の今後の人生がさらに幸せなものになることを、多くのファンが願っているに違いありません。
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